「大学職員 転職 厳しい」——そんなキーワードで検索していませんか?
こんにちは。未経験から大学職員へ転職成功した「さえき」です。
大学職員は「安定・ホワイト」と言われる一方で、実際に転職を考えると「倍率が高すぎる」「学歴で落とされる」「年齢がネック」といった不安の声が多数あります。
この記事では、「大学職員の転職がなぜ厳しいのか?」という疑問に対して、実際に転職を成功させた私の体験談を交えながら、7つの「壁」とその突破法を詳しく解説します。
- 大学職員への転職を目指しているが不安
- 未経験からでも本当に受かるのか?
- エージェントを使うべきか迷っている
そんなあなたに向けて、この記事が「リアルな情報」と「戦略」を提供します。最後まで読んで、後悔しない転職の一歩を踏み出してください。
大学職員への転職が「厳しい」と言われる7つの理由
結論から言えば、大学職員の転職には「厳しいと言われる7つの理由」が存在します。しかし、その厳しさの正体を知り、適切な対策をすれば、決して乗り越えられない壁ではありません。
ここからは、私自身のリアルな転職体験と大学職員としての経験を交えながら、大学職員の転職が『厳しい』と言われる具体的な理由と、その壁を乗り越えるための戦略を徹底解説していきます。
壁1:採用人数が少なく倍率が高い
「大学職員の求人を見ても、いつも採用人数が少ない気がする…」
「倍率がものすごく高いって聞いたけど、本当?」
そう感じていませんか?残念ながら、これは事実です。大学職員の転職が厳しいと言われる理由の、最初の理由は、この高倍率と採用人数の少なさにあります。
多くの大学では、一度正規職員として採用されると、長く勤める人がほとんどです。そのため、退職者が出にくく、必然的に求人の募集自体が非常に少ないのが現状ですし、年間で数名程度の募集、という大学も珍しくありません。
私自身の体験を話しましょう。ある年の私の職場の求人では「1~5名程度」と書いてありました。人事担当者から直接聞いた話では、「いい人がいれば5名までとる」とのこと。しかし、この「5名」という数字は例年と比べたらかなり多い数字なんです。
つまり、大学職員の転職において応募者が多いのは事実ですが、それ以上にそもそも採用人数に限りがあるからこそ、結果的に倍率が高くなっているという側面があります。この数字だけを見ると、「とても自分には無理だ…」と感じてしまうかもしれません。
しかし、安心してください。この高倍率の背景には、「とりあえず応募してみた」という記念受験層や、十分な対策をしていない応募者も多く含まれているという側面があります。だからこそ、あなたがしっかりと準備し、戦略的にアピールできれば、この「高倍率の壁」は乗り越えられます。
壁2:学歴フィルターの存在
「大学職員になるには、やっぱり有名大学を出ていないと無理?」——こんな不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。特に、学歴に自信がない場合や、Fラン大学出身だと諦めてしまうかもしれません。
確かに、大学職員の採用においては、学歴が重視される傾向があるのは事実です。特に、旧帝大や早慶といったブランド力のある大学ほど、高学歴の応募者が集まりやすいのは当然です。
私の体験談です。転職エージェント経由で大学に応募した際、エージェントが「この大学はMARCHや関関同立以上じゃないと、基本は書類が通りません」と言っていました。ちなみにその大学は、MARCHや関関同立以下の私立大学です。
このように、学歴フィルターがある場合もありますし、もしまたあなたが応募する大学より、あなたの出身校がかなり偏差値が低い大学の場合、書類選考で弾かれる可能性はあります。
しかし、これは決して乗り越えられない「壁」ではありません。私自身も、TOEIC300点という英語力で、特別な学歴があったわけではありません。私が転職活動&大学職員の実務経験を通じて感じたのは、大学側が求めているのは、単に「学歴が高い人」だけではない、ということです。
中途採用、特にこれまでの職務経験からの転職においては、あなたの実務経験やポータブルスキルが、学歴以上に評価される可能性があります。重要なのは、「志望動機や自己PRをその大学に合わせて徹底的に練り上げること」です。これをしっかり行えば、この「学歴の壁」を突破し、選考通過も十分に可能です。だから、諦めないでください。
壁3:出身大学(母校)による有利・不利
「大学職員って、もしかして母校出身者じゃないと受からないの?」
こんな疑問を持つかもしれませんね。結論から言えば、そんなことは全くありません。
もちろん、母校出身者であれば、その大学で実際に教育を受けてきているので志望時などが語りやすいというメリットはあります。しかし、大学側が職員採用で重視しているのは、あくまで「大学職員として活躍できる人材かどうか」です。大学は多様な人材を受け入れることを重視しており、出身大学だけで採用を決定することはありません。あなたのこれまでの経験やスキル、そして大学の運営に貢献したいという熱意が、出身校のブランドよりもはるかに重要視されます。
私自身の大学では、母校出身の職員もいますが、職員の出身校や職歴は実にバラバラです。様々な出身大学の職員が協力して業務にあたっていますよ。
壁4:年齢制限と転職適齢期
「20代後半、あるいは30代だけど、今から大学職員に未経験で転職なんて、もう遅いかな?」——これも、転職を考える皆さんからよく聞く不安です。年齢が上がるほど、転職が厳しくなるという一般論は、大学職員の転職にも当てはまるのでしょうか。
結論から言えば、特に国立大学の職員への転職には30歳と35歳で明確な壁が存在します。
国立大学の職員採用試験には、明確な年齢制限が設けられていることが多いです。例えば、関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験では、採用時の年齢が30歳までとされています。
[参考] 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験:https://kinki-ssj.adm.kyoto-u.ac.jp/gaiyo/
しかし、これはあくまで統一採用試験の場合です。一部の国立大学では、大学が独自に行う採用試験(独自採用)や、内部の契約職員向けの「内部登用試験」も存在します。これらの採用では、年齢制限を設けていないケースや、経験やスキルを重視する傾向が強いため、35歳以上でも十分にチャンスがあります。
私立大学の場合、年齢制限は国立大学よりも柔軟です。募集要項を見ると「年齢不問」としている大学もあれば、「40歳以下」「35歳未満」「29歳以下」など、大学によって様々です。
もちろん、40代以上の求人も存在します。しかし、これらの求人では基本的に管理職としてのスキルや、ITスキル、語学力など、特定の専門スキルが求められることが多くなります。
また、大学は新卒一括採用をメインにしていないので、研修制度もわりと整っていなかったり、OJTで業務を身に付けるのが基本です。そのため、ある程度社会人経験を積んでおり、大学側が教えなくても社会人マナーやPCスキルなど基本的なビジネススキルがあれば好ましいという側面もあります。年齢を理由に諦める必要は全くありません。
壁5:未経験からの挑戦は通用する?
「これまでの職務経験が活かせるか不安…」
「事務職の経験がないから難しい?」
——まさに、かつての私自身が抱えていた不安です。大学職員の仕事は多岐にわたる事務作業が中心に見えるため、未経験からの転職は難しいと思われがちです。
しかし、これは大きな誤解です。結論から言えば、特に営業経験がある場合、あなたの経験は大学職員の仕事で強力な「活かせる力」になります。
私が実際に大学職員として働いてみて感じるのは、大学の仕事は「事務作業」だけでなく、「人との関わり」「課題解決」「調整」の連続だということです。これらは、特に営業職に関する要素ですが、どんな仕事でも共通する社会人としてのスキルそのものですよね。
私がこれまでの営業経験が大学で活かせたと思う例です。
- 学生支援: 学生からの様々な相談(履修、奨学金、生活面など)に対応する際には、培った「傾聴力」や「提案力」「共感力」が活かせます。
- 入試広報: 高校訪問やオープンキャンパスでの説明、受験生や保護者への対応など、大学の魅力を伝える役割は、営業の「プレゼンテーションスキル」や「関係構築力」がダイレクトに役立ちます。
- キャリアセンター: 企業との連携を強化し、学生の就職先を開拓する業務では、営業で培った「企業開拓能力」や「交渉力」が光ります。
- 部署内の調整や会議: 大学特有の縦割り組織や教員との複雑な人間関係の中で、物事を円滑に進めるためには、営業で磨いた「調整力」や「コミュニケーション能力」が不可欠です。
もちろん、専門的なITスキルや特定の研究分野の知識が求められる部署もありますが、事務総合職として採用される以上、配属は流動的です。そして、大学の多くの部署では、これまでの職務経験で培った汎用的な「人間力」や「ビジネススキル」が求められています。
「未経験だから無理」と決めつけず、あなたの職務経験を大学職員の仕事にどう活かせるかを具体的にイメージすることが、この「未経験の壁」を乗り越える鍵になります。
壁6:英語力はどこまで必要か
「大学職員には英語力が必須なの?」「TOEICで高得点じゃないと不利になる?」
と心配する人もいるかもしれません。結論から言えば、英語ができるに越したことはありませんが、必須ではないケースがほとんどです。
近年、少子化の影響を受け、多くの大学が留学生の受け入れや海外大学との連携強化、研究の国際化に力を入れています。そのため、国際交流部門や研究支援部門など、国際的な業務を担う職種であれば、高い英語力が求められることはあります。一般的には、TOEIC600点以上あれば歓迎要件となることが多いでしょう。
しかし、全ての部署で高い英語力が求められるわけではありません。現に、現在の英語力がなくても大学職員として採用されるケースは十分にあります。もし面接で英語に関する質問をされたとしても、国際協力や留学生支援の重要性を理解していることを示し、「これから勉強して貢献したい」という意欲を伝えることで、十分に切り抜けられます。重要なのは、今後の学びへの意欲と、大学のグローバル化への貢献意識です。
壁7:求人情報の入手が難しい
大学職員の求人情報は、一般の転職サイトにはあまり多く出回らないのが現実です。これが、転職活動の「厳しさ」を感じる大きな要因の一つでしょう。特に、質の良い非公開求人や、自分に合った「穴場」の大学を見つけるのは、一苦労です。
求人を見つける主な方法としては、以下のルートがあります。
- 大学の公式サイト: 多くの大学は、自大学の採用情報を公式サイトで直接公開しています。
- ハローワーク: 地域によっては、大学職員の求人が出ていることもあります。
- 一般の求人サイト: 大手転職サイトでも一部の求人を見つけることができます。
- 転職エージェント: これが最も重要です。一般には公開されていない**「非公開求人」にアクセスできるのが最大の強み**です。
私の大学では、ハローワーク、大学HP、求人サイト、エージェントを活用しています。特定の期間しか募集が出なかったり、急な欠員補充で短期間しか募集しなかったりすることも珍しくありません。これでは、あなたが自力で効率よく情報を集めるのは非常に難しいですよね。
だからこそ、ここで活用すべきなのが転職エージェントです。私自身も転職エージェントを活用し、私立大学の求人紹介をしてもらいました。転職エージェントは、一般には公開されていない「非公開求人」を多数持っています。大学職員の求人も、実は非公開で募集されているケースが多いんです。
特に、大手の転職支援に実績のあるエージェントを選ぶのがおすすめです。彼らは大学との独自のパイプを持っており、最新の求人情報だけでなく、大学が求める人物像、選考の傾向、職務経歴書の添削など、個人では手に入れにくい貴重な情報を提供してくれます。
私も転職活動ではエージェントを活用しました。エージェントは、あなたの経験を大学が求める人材像に合わせて履歴書や職務経歴書を添削してくれたり、面接対策をしてくれたり、さらには給与交渉までサポートしてくれます。
「穴場」の大学を見つけるという意味では、求人サイトをこまめにチェックすることも有効ですが、やはり非公開求人へのアクセスはエージェントの大きな強みです。情報戦となる大学職員の転職において、大学の求人が実はあるのに、見つけられず機会損失にならないように、転職エージェントの活用は必須だと考えてください。
大学職員へ逆転転職する方法
大学職員への転職は確かに厳しい壁がありますが、それは決して乗り越えられないものではありません。現に、私自身も未経験の営業職から大学職員への転職を成功させました。ここでは、その『逆転転職』を実現するための具体的な戦略と、あなたが持つ力を最大限に活かす方法を解説していきます。
大学職員に求められる人物像
大学経営は少子化を受けて、その取り巻く環境も大きく変化しています。これまでの基本的なコミュニケーション力や協調性に加えて、課題発見力、行動力がある人材が強く求められるようになっています。
大学職員の仕事は、一見すると地味な事務作業ばかりに見えるかもしれません。しかし、その実態は「人と関わり」「課題を解決し」「調整する」ことの連続です。これらの力は、まさにどんな仕事にも共通して必要とされる汎用的なスキルです。そのため、一見未経験と思える職務経験であっても、あるいは高い倍率に直面したとしても、適切な対策を徹底すれば、決して問題にはなりません。
大学職員に受かる人の特徴
大学職員の採用試験に合格する人には、いくつかの共通点があります。私自身の経験や周囲の大学職員の例から、特徴的なポイントをお伝えします。正直「当たり前だろ」と思う内容ばかりですが、できていない人、かなり多いです。
こんな人が大学職員試験に受かる!【成功者の共通点】
- 大学職員になりたい志望理由が明確な人: 単なる安定志向ではなく、大学という場でなぜ働きたいのか、どう貢献したいのかを語れる人が高評価を得ています。
- 志望する大学の特徴・事業計画を理解している人: 建学の精神や教育方針、特色ある取り組み、将来性について自分なりの見解を持っている人が面接で好印象を与えます。
- コミュニケーション力がある人: 面接では「この人と一緒に働きたい」と思わせることが重要です。質問の意図を理解し、簡潔かつ誠実に回答できる人が高評価を得やすいです。
- 真面目な人: 大学職員の仕事自体が地味で地道な仕事です。そのため、ES作成から面接対策まで地道な準備をしっかりできる人が、その熱意で内定につながりやすいです。
私の周りでも、これらの特徴を持った方々が内定を獲得しています。これに全て当てはまれば当然内定、と思われるかもしれませんが、面接ではいかにこれらの要素を全て持っていると「思わせる」ことができるか。それが対策の肝になります。
大学職員の仕事内容も理解しましょう。こちらの記事で解説しています。
大学職員の選考突破法
大学職員の選考は一般的に「書類選考→筆記試験→面接(複数回)」というステップで進みます。それぞれの段階での対策ポイントをお伝えします。
事前準備:事業計画を徹底理解する
大学職員の転職活動を始める前に、最も重要かつ時間をかけるべきなのが「大学研究」です。
とにかく志望する大学の事業計画や中長期計画を徹底的に読み込むこと。
これが、あなたの志望動機や自己PRに深みと説得力を持たせるための土台となります。
大学の公式サイトには、必ずと言っていいほどこれらの計画が公開されています。読み込むことで、その大学が置かれている環境(少子化への対応、DX推進、地域連携など)や、将来どのような方向に進もうとしているのか、どのような人材を求めているのかを深く理解できます。
この事前準備を怠ると、面接で「なぜ当大学を志望するのですか?」と聞かれた際に、抽象的な回答しかできず、あなたの熱意や貢献意欲が伝わりません。大学の「現状」と「計画」を理解することは、あなたが本当にその大学で働きたいのか、そして大学側があなたに何を期待するのかを明確にするために必ず必要です。
書類選考に通る志望動機&自己PRとは
大学職員の転職において、最初の関門は書類選考です。特に、一般企業での職務経験しかない場合、「どう書けば大学に響くのか?」と悩むかもしれません。鍵は、あなたの職務経験を大学が求める人材像に『言い換える』することです。
志望動機では、大学が掲げる方針や事業計画と、あなた自身の志向がどのようにマッチしているかを明確に語れるようにしましょう。単に「教育に関わりたい」だけでなく、「なぜ教育業界の中でも大学なのか」、さらに「なぜこの大学で、その方針に対して自分がいかに貢献できるのか」を具体的に示すことです。
自己PRでは、大学の事業計画にあなたが持つスキルや経験をいかに貢献できるかを明確に語りましょう。例えば、職務経験で培った実績を以下のように変換して表現してみましょう。
- 「売上目標達成」 → 「学生募集への貢献」「入学者数増加への寄与」
- 「顧客との関係構築」 → 「学生や教員との円滑な連携」「学内外の関係者との信頼関係構築」
- 「課題解決の提案」 → 「学生の抱える問題解決支援」「学内業務の改善提案」
- 「プレゼンテーションスキル」 → 「オープンキャンパスでの説明力」「大学の魅力を伝える広報力」
このように、あなたの職務経験で得たスキルや実績を、大学の業務内容にフィットする言葉で具体的に表現するんです。職務経歴書や履歴書の添削は、特に転職エージェントの力を借りるのがおすすめです。客観的な視点で、より大学側に響く表現に磨き上げてくれます。
志望動機と自己PRの作り方については、こちらの記事で解説しています。
大学職員の筆記試験対策
書類選考を突破したら、次の壁は筆記試験です。正直、「勉強は苦手…」という人もいるかもしれませんが、私も私立文系卒なので、基礎学力は抜け落ちてました。しかし、大学職員の筆記試験は、公務員試験に似た一般教養やSPI形式が多いです。
効率的な勉強法としては、SPIの参考書を徹底的に勉強することがおすすめです。私は実際の転職の筆記試験で、算数、国語、英語、文章理解の問題が出ました。何の筆記試験が出るか分からない中で、幅広く対策をすることは非効率なので、SPI対策をしておけば対応できるでしょう。特に私は文系なので、社会人生活で算数に触れる機会が全くありませんでした。同じような方は、リハビリがてらSPIの算数を頑張ってください。
大学職員の小論文対策
筆記試験の中でも、特に差がつきやすいのが小論文です。小論文は、大学が応募者の「思考力」と「大学への理解度」、そして「貢献意欲」を測る重要なツールです。多くの場合、大学を取り巻く環境やその大学が抱える課題に関するテーマが出題されます。
私自身も転職で小論文を受けたことがありますが、例えば「本学に新しい学部を設置するなら何学部が適当か」といった、大学の事業計画にまつわるテーマが出題されました。
小論文対策の鍵は、日ごろから教育関連のニュースにアンテナをはり、志望大学の事業計画や中長期計画に対して、あなた自身の意見を持つようにすることです。ただ知識を羅列するのではなく、自分の言葉で「なぜそう考えるのか」「もし自分が職員になったらどう貢献したいのか」を論理的に語れるよう準備しましょう。これにより、単なる知識ではなく、あなたの『未来を語る力』をアピールできます。
大学職員の面接対策
書類選考と筆記試験を突破したら、いよいよ面接です。面接官が本当に知りたいのは、あなたの『本音』と『大学への貢献意欲』です。ここでいかに自分を魅力的にアピールできるかが、内定を勝ち取る最後の鍵になります。
以下のポイントを意識して準備を進めましょう。
- 志望動機の深掘り: 書類に書いた志望動機を、さらに具体的に語れるよう準備しましょう。特に「なぜ教育業界なのか」「なぜ大学職員なのか」「なぜこの大学なのか」という『なぜ』を深掘りし、あなたの言葉で情熱を伝えられるようにします。私の経験では、面接官はあなたの「熱意」と「大学への理解度」を重視しています。
- 大学に関する基本情報の把握: 志望大学の建学の精神、学部構成、最新の取り組み、中期計画などを事前に徹底的に調べ、それらを自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
- 想定質問への回答準備: 「なぜ大学職員か」「前職での経験をどう活かすか」といった質問に対して、具体的なエピソードを交えながら、大学職員としてどう貢献できるかをアピールできるように準備します。
- 質問の準備: 面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際のために、大学の課題や将来展望について、自分なりの見解を持った質問を用意しておきましょう。これは、あなたの意欲と大学への関心を示す絶好の機会です。
私の経験では、面接で高評価を得るためには「準備の徹底さ」と「誠実さ」が重要です。準備した内容をそのまま暗記して話すのではなく、自分の言葉で誠実に回答することを心がけましょう。
大学職員向け転職エージェント活用
転職エージェントを活用しましょう。**転職活動において、転職エージェントを活用するメリットは以下の通りです。
- 非公開の求人にエントリーできる: 大学職員の求人には、一般には公開されていない「非公開求人」が多数存在します。エージェントはこれらへのアクセスを持っています。
- 大学の採用側の意見を確認できる: 大手の転職支援に実績のあるエージェントは、大学側と直接的なパイプを持っているため、大学が求める人物像、選考の傾向など、個人では手に入れにくい貴重な「一次情報」を提供してくれます。
- 職務経歴書の添削、面接のアドバイスを受けられる: エージェント経由で応募する場合、履歴書や職務経歴書の添削、面接のシミュレーションといった手厚いサポートを受けられます。あなたの経験を大学が求める人材像に合わせて『翻訳』する手助けをしてくれます。
- 大学職員に類似した求人の紹介を受けられる: 大学職員だけでなく、あなたのスキルや経験が活かせる教育業界の類似求人を紹介してもらえる場合もあります。
私自身も転職エージェントを活用し、私立大学の求人紹介をしてもらいました。大学の求人が実はあるのに、見つけられず機会損失にならないように、転職エージェントの活用は必須だと考えてください。
まとめ:厳しいけれど、きっとあなたにもできる!【元社畜が断言】
大学職員の転職は、決して簡単ではありません。高倍率の壁、学歴や年齢の懸念、未経験からの挑戦、そして情報収集の難しさなど、乗り越えるべきハードルが確かに存在します。
しかし、これらの「厳しい」側面は、正しい知識と戦略があれば克服可能です。
大学は少子化という変化の中で、単なる事務処理能力だけでなく、課題発見力や行動力を持った、社会人経験のある人材を強く求めています。あなたの職務経験で培ったコミュニケーション力、問題解決力、調整力などは、大学職員として強力な武器になります。
内定を勝ち取るためには、以下のポイントが重要です。
- 明確な志望理由と大学への深い理解:なぜその大学で働きたいのか、具体的にどう貢献したいのかを語れるか。
- 自身の経験の「言い換え」とアピール:これまでの職務経験を大学の業務にどう活かせるかを具体的に示す。
- 選考ステップごとの対策徹底:書類、筆記(SPIや小論文)、面接それぞれで的確な準備を行う。
- 転職エージェントの賢い活用:非公開求人へのアクセスや、選考対策のプロのサポートを受ける。
私自身も、転職活動で苦労した経験がありますが、最終的には未経験の営業職から大学職員への転職を成功させました。これは、諦めずに戦略的に準備を進めた結果です。
「厳しい」と感じるかもしれませんが、適切な対策を講じれば、大学職員への道は開かれています。あなたの持つ力を信じ、ぜひ挑戦してみてください。理想のキャリアを掴み取ることは、きっとあなたにもできます!
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